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サウナ好き同士の会話でたまに耳にすることのある言葉、「羽衣」。
「水風呂に入るとできる膜みたいなものでしょ?」「水風呂に入って何秒か経てば冷たくなくなるやつだよね?」
このように、なんとなく知っているだけで、羽衣ができる原理や条件について理解している人は多くないでしょう。
この記事では、サウナ用語の「羽衣」に焦点を当て、原理や“ととのい”との関連性について解説していきます。
サウナ用語の「羽衣」ってなに?
結論から言うと、サウナから出て水風呂に入った際に、体表にできる薄い水の膜のようなもののことを言います。
この章では、サウナ用語「羽衣」のルーツや、羽衣ができる原理について紹介していきます。
サウナーが言う天使の羽衣とは
羽衣というサウナ用語のルーツは、“天女の着る衣”(羽衣)からきています。
羽衣という言葉はそもそも、日本の天女や中国の仙女が、主に飛翔の道具として着ていた衣のことを指しています。
軽やかに空を飛べる魔法の衣である羽衣は、水風呂に浸かった際にできる体表の温度膜を指す言葉としてぴったり、かつ馴染みやすい言葉といえますね。
羽衣ができる原理
羽衣はどのような原理でできるのでしょうか。
羽衣は、熱交換した際の温度境界層であるとされています。
熱交換とは温度の違うもの同士での熱が移動することをいいます。例えば、温度の違うもの同士が触れ合うと熱エネルギーは高いほうから低いほうへと移動します。
熱交換で温度の高いほうから低いほうへ熱エネルギーが移動し、高い温度のものと低い温度のもの間に、薄い温度差の膜が生じます。
この温度差の膜こそが温度境界層と呼ばれるものであり、サウナーが言う羽衣です。
この温度境界層は、温度交換の速度を遅くしてくれます。そのため、羽衣をまとうと水風呂が冷たく感じなくなるというわけです。
サウナで整うには羽衣ができたほうがよい?
一般的にととのう感覚は、交感神経と副交感神経の刺激を繰り返すことで得られると言われています。
そのため、厳密にはととのう感覚に羽衣は直接関係ないと言えるでしょう。
しかし前述のとおり、ととのいの発生は神経系の刺激がトリガーとなります。そのため、水風呂に入り、サウナで刺激された交感神経をさらに刺激することでととのいやすくなるのです。
サウナと水風呂の温度差が高ければ高いほど羽衣ができやすくなります。つまり、ととのう状態に至るには、水風呂で羽衣ができるのが理想的だと考えることもできますね。
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サウナからの水風呂で羽衣をうまく作るコツは?
羽衣をじょうずにつくるコツはあるのでしょうか。
効率的に羽衣を作ってより快適にサウナを楽しめるように、この章では羽衣をうまく作るコツをいくつか紹介します。
- 水風呂に入ったらとにかく動かない
- サウナで十分に体を温める
- 冷たい水風呂を利用する
1つずつ解説していきます。
水風呂に入ったらとにかく動かない
羽衣は温度境界層のことだと先述しました。この温度境界層は薄い水膜なので、動かずにじっとしていることでキープできます。
逆に言えば、動いてしまえば水の層は壊れてしまいます。
動いてしまうと、体と熱交換をして温度が上がった水が体の周りに留まらず、冷たい水が体のほうに押し寄せてくるので、膜を維持できないのです。
なので、羽衣を作りたいときは動かないことが大切です。
サウナで十分に体を温める
サウナで十分に体を温めることで、水風呂での熱交換をしやすくなります。温度境界層は熱交換によって生まれるもの。そのため、体が温まっていないと水風呂に入った際に熱交換が発生せず、羽衣もできません。
つまり、しっかりとサウナで体温を上げることが大事なんです。
冷たい水風呂を利用する
羽衣を作る際は、サウナと水風呂の温度差がとても重要です。
最近のサウナが有名な温浴施設や、銭湯には水風呂が何個か用意してある場所もあります。その場合は、なるべく冷たい水風呂を利用すると、羽衣は発生しやすくなります。
しかし無理は禁物。水風呂に入りすぎたり、無理して冷たい水風呂を利用したりすると、体が冷え切ってしまい、血圧が急上昇します。最悪の場合は脳卒中や心筋梗塞の原因にも……。
水風呂を利用する際は、十分に体調と相談しながら利用しましょう。
- 参考:サウナの羽衣を剝がすには?
- 羽衣を纏うことで水風呂を冷たく感じなくなります。
しかし、サウナーの中には「ととのいやすくしたいから、羽衣を崩したい……。」という人もいるのではないでしょうか。
そんな時はとにかく足を伸ばしたり、手を動かしたりして体を動かすと良いでしょう。動いていれば温度膜が発生せず、羽衣はできにくくなります。
しかし、ほかの人がいる場合は、迷惑にならないように注意しましょう。じっくりと羽衣を堪能していることもあります。
余談ですが、都内の「ゆ家 和ごころ 吉の湯」はバイブラ付きの水風呂を堪能できます。バイブラで常に水の流れが発生するので、そもそも羽衣ができにくい水風呂なんですが、バイブラがある水風呂は珍しいんですよね~。羽衣ができないので十分に体を冷やすことができ、抜群にととのうのでおすすめです!
羽衣ができない……。考えられる理由は?
羽衣は、温まった体と水風呂の温度差によって発生するものだということは分かりましたね。
ですが、「じっと動かずに水風呂に入っているのに、一向に羽衣ができない。」などの悩みを抱えている方もいるでしょう。
羽衣ができない理由として考えられるのは、以下の4つ。
- 体が十分に温まっていない
- 水風呂への人の出入りが激しい
- 水風呂がバイブラを搭載している
- 水風呂の水温が低すぎる
1つずつ解説していきます。
体が十分に温まっていない
前述したとおり、羽衣は温まった体と冷たい水風呂の温度差によって発生します。
そのため、体が十分に温まっていないまま水風呂に入ると熱交換が起きず、羽衣は形成されません。
サウナでしっかりと体温を上げきることを心がけましょう。
水風呂への人の出入りが激しい
こちらもよくありがちなパターンです。
人気のサウナだと特に水風呂を利用する人が多いので、人が出入りするたびに羽衣が破壊されます。
なるべく人のいないタイミングをねらって水風呂を利用すると良いでしょう。
水風呂がバイブラを搭載している
人が入ってきたり、体を動かしていると羽衣は形成されません。もちろんそれはバイブラが水風呂に搭載されていても同じ。
バイブラとは槽の底から空気の泡がブクブクと出てきている、あれのことです。
バイブラが搭載されている水風呂では、水の膜が体の表面を覆う前に、水が撹拌(かきまぜられること)されるので、羽衣はできにくくなります。
水風呂の水温が低すぎる
羽衣を作るには体と水風呂の温度差がポイント。ある程度温度の低い水風呂でないと羽衣は発生しません。
しかし、水風呂の温度が低すぎても羽衣は発生しにくくなります。水風呂の温度が極端に低い場合、例えば10℃以下だと、そもそも羽衣ができるまで水風呂に入っているのが苦痛であり、その冷たさからじっとしていることが難しくなります。
羽衣を作るには何秒か水の中で静止することが必須。温度差を追い求めて冷たすぎる水風呂を利用するのは逆効果です。
羽衣体験もサウナの醍醐味!
今回はサウナの羽衣について、さまざまな視点で解説しました。
最近では水風呂にこだわるサウナ施設も増えてきました。サウナにおける水風呂の立ち位置はかなり重要であり、羽衣体験もサウナの醍醐味と言えますね。
しかし、自分が気持ちよくなることに夢中になって、周りが見えなくなってはいけません。
まずは、「サウナから出たら汗を流して水風呂を利用する」「長時間水風呂を利用しない」「水風呂は静かに出入りする」など、周りのサウナーの迷惑にならないような、モラルある行動が大切ですね。
水風呂においてもサウナ同様、当たり前のマナーやルールを守って、羽衣の心地よさを存分に味わってくださいね。
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