サウナに入るとはげる!?髪の毛へのダメージや頭皮の臭いを防ぐ方法とは

昨今のサウナブームにより、サウナを利用する頻度が増えた、サウナに通い始めたという人は多いはず。

サウナには、疲れを癒す効果や自律神経をととのえてくれる効果が期待できるので、「サウナ=体にいい」というイメージがありますよね。

しかし、サウナの健康効果には悪い噂も……。サウナに入ることで頭皮や髪の毛は、少なからずダメージを受けていることをご存知ですか?

この記事では、サウナを利用した際の髪の毛や頭皮へのダメージや臭いの対策、逆に、サウナによる育毛効果について紹介していきます。

サウナに入るとはげる?髪に悪いって本当?

サウナに入るとはげやすくなるというのは本当なのでしょうか。

結論から言うと、頭皮への影響はサウナの入り方や人によって異なります

まずは、サウナが髪の毛にもたらす良い効果について見ていきましょう。

サウナには育毛効果が期待できる

サウナに入ることで、育毛効果が期待できるという意見もあります。

サウナと育毛がどのように関係するのか、主なポイントは以下の3つ。

  • 血行促進
  • ストレス解消
  • ヒートショックプロテイン

それぞれ見ていきましょう。

血行促進

サウナに入ることで、交感神経や副交感神経の神経系のはたらきが活発になり、血流の流れがよくなります。

その結果、発毛に必要な栄養素が頭皮に行き渡るようになり、発毛効果が促進されるのです。

ストレス解消

サウナのストレス解消効果は頭皮にも良い影響を与えるでしょう。

ストレスや疲労感は、放置しておくと血管の萎縮にもつながるとされており、血管が委縮すると血流が悪くなるので、間接的にはげる原因にもなるといわれています。

サウナに入るとリラックスでき、ストレスを解消できるという人も多いはず。サウナに入ることで、心だけでなく体にも良い効果を期待できるんですよ。

ヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテインとは、傷ついた細胞を修復させるはたらきを持つタンパク質のこと。美容効果が高いことでも注目されているタンパク質なんです。

そして、このタンパク質は体温が上がると生成されるという特徴があります。

つまり、サウナに入ることで体温が上がり、ヒートショックプロテインが生成されることで頭皮のコンディションも整えてくれるのです。

サウナハットをかぶった男性
これらのメリットを享受するには、サウナへ正しく入浴するのが必須。水分をしっかり補給するなど、無理のない入浴を心がけましょう。

【口コミ】サウナで髪が増えたという人も!

ここでは、サウナの発毛効果や頭皮への良い影響を感じている人たちの口コミを紹介します。

サウナに入ることで、髪の毛が増えた人や髪質が良くなった人は多いみたいですね。

サウナに入ると「はげる」も嘘ではない……

ここまでの解説で、「サウナに入ってもはげることはないんだ!」と感じた人は多いはず。

しかし、サウナは万能な育毛剤ではありません。利用方法を誤ると抜け毛や髪質の悪化につながってしまうのもまた事実。

ここでは、サウナではげる可能性がある理由とその根拠を解説します。

  • 高温による髪の毛へのダメージ
  • 汗や皮脂の過剰分泌

1つずつ解説していきます。

高温による髪の毛へのダメージ

髪の毛は、温度変化にとても敏感です。

髪の毛は熱に弱く、濡れている状態だと60℃ほど、乾いた状態でも90℃ほどでダメージを受けると言われています。

サウナハットをかぶった男性
ドライヤーでの温風乾燥も実はよくないという説も……。

サウナ室の室温は80~100℃前後。髪の毛は当然ダメージを受けやすくなり、キューティクルは失われ乾燥していきます。

その結果、切れ毛や枝毛が増えてしまい、髪質が悪くなり、その状態が続けば薄毛やはげの原因になってしまうと言えます。

汗や皮脂の過剰分泌

サウナに入ると当然汗をかきますよね。その汗や皮脂は、毛穴に詰まっていた汚れや老廃物を浮き上がらせてくれます。

しかし、サウナ後にその汗や皮脂を洗い流さずにそのままにしておくと、せっかく浮き出た汚れが頭皮に残ってしまい、頭皮や毛穴に雑菌が増殖します

これもまた、薄毛やはげの原因になります。

【口コミ】サウナに入って頭皮や髪の毛がダメージを受けたという人も……

ここでは、「サウナで髪や頭皮がダメージを受けた」という世のサウナーたちの声を紹介します。

どうやら、サウナを利用して育毛効果や髪質の改善を感じている人がいる一方で、髪質の悪化や抜け毛に悩んでいる人も多いようですね。

サウナに入るときは必須!髪の毛の保護と頭皮の臭い対策

髪の毛を洗う女性

「サウナは好きだけど、はげちゃうんならいくのやめようかな……。」

そう考えているそこのあなた。安心してください。しっかりと入り方を工夫し、ケアをすれば、簡単に対策できます。

この章では、サウナでの髪の毛へのダメージを減らす方法や、臭い対策を紹介します。

  • 髪にタオルを巻く
  • 汗をしっかりと洗い流す
  • 頭皮マッサージをする
  • 上段や温度の高いサウナに入るのを避ける

1つずつ解説していきます。

髪にタオルを巻く

先述した通り、髪の毛は非常に熱に弱いです。

そのため、頭にタオル等を巻いて髪の毛が直接熱に晒されないようにすると、熱による乾燥を防いでくれて、髪質の劣化を抑えてくれるんです

最近では、タオルではなくサウナハットを被っているサウナーを見かけますね。

サウナハットは、頭皮を熱から守ってくれる役割があるので、髪の毛へのダメージを気にしている方には非常におすすめです。

サウナハットをかぶった男性
私もはじめは、「サウナハットとか意識高そうでちょっと……」と感じていましたが、その機能性の高さを知ってから今やサウナに行くときには手放せなくなっています。

汗をしっかりと洗い流す

サウナでかいた汗は頭皮の毛穴に浮き出てきます。そのため、そのまま洗わずに放置すると雑菌が繁殖し、臭いや薄毛の原因になってしまいます。

なので、面倒でもサウナ後にしっかりとシャンプーで頭を洗い、清潔にすることが大切なんです

また、頭皮は刺激に敏感なため、ゴシゴシと強く擦らずに、優しくマッサージをするように洗ってあげてくださいね。

頭皮マッサージをする

自律神経のはたらきが活発になると血流が良くなり、頭皮や発毛へ良い影響を与えます。温冷交代浴だけでも十分ですが、より高い効果を得たいのであれば頭皮マッサージがおすすめです。

頭皮をもみほぐして柔らかくすることで、血行がさらによくなります。

頭皮に流れる血流が多くなると、発毛効果もアップするのでぜひ試してみてくださいね。

上段や温度の高いサウナに入るのを避ける

サウナの上段は熱がこもりやすいため温度が高くなります。これはサウナーの方ならご存知でしょう。

つまり、サウナに入ると頭から熱くなっていくんです。ということは当然、頭皮や髪の毛から熱くなります。そのため、頭皮や髪の毛への影響を考えるのであれば、サウナ室の下段や熱すぎるサウナを避けることも大切です。

サウナでは髪の毛を濡らす?濡らさない?

サウナに入る際、髪の毛は濡らして入るべきなのか、濡らさない方がいいのか悩みますよね。

実際サウナ前には髪の毛を洗わないといけないので濡れている状態ですが、頭皮や髪の毛に与えるダメージのことを考慮したとき、どちらのほうがいいんでしょうか。

ここからは両パターンについて解説します。

髪を濡らして入る

髪の毛は乾燥に弱く、熱に晒されることで急激にキューティクルを失っていきます。そのため、髪の毛はある程度、保湿を保った状態が良いとされています。

しかし、髪の毛は熱に弱いことも事実。濡れていることで熱の伝導も早まります。そのため、タオルやサウナハットを被って頭皮や髪の毛を守ることでダメージは抑えられるでしょう

サウナハットをかぶった男性
また、マナーとして、体や髪の水分はある程度拭き取ってからサウナに入ることも忘れないようにしましょう。

髪を濡らさずに入る

そもそもサウナに入る際は、事前に髪の毛を洗い流すことがマナーです。そのため、まったく髪の毛が濡れていない状態で入るのは難しいのではないでしょうか。

しかし、髪の毛は熱に弱い性質をもつため、サウナ室の中では頭が濡れていない状態が好ましいです。

サウナに入る前にできる限り水分を拭き取ってから、ある程度乾燥した状態で入れば、髪の毛のダメージが軽減できますよ。

サウナに入るときは「髪の毛」のケアが必須!

今回はサウナと髪の毛の関係に注目し、さまざまな視点から解説しました。

高温のサウナ室は、頭皮や髪の毛はもちろん、体のことを考えると過酷な環境といえます。肌や髪がボロボロにならないよう、入念なケアを欠かさないでくださいね。

また、保湿目的で髪の毛にヘアオイルなどを塗ってサウナを利用する人もいるかもしれません。施設によってはヘアオイルの使用が禁止されていることもあるので、事前にルールを確認しておきましょう。

ヘアオイルOKの場合でも、汗と一緒にオイルが流れ落ちないように、ターバンやタオルで覆って入るなどの配慮が大切です。

体やほかの利用者に気を遣いながら、サウナライフを楽しんでくださいね。