昨今のサウナブームの影響で、新たにサウナを趣味にした人も多いのではないでしょうか。
リラックス効果や安眠効果など、たくさんの健康効果を簡単に得られる点がサウナの魅力かつ、サウナーがハマるポイントといえるでしょう。
しかし一方で、そもそもサウナが嫌い、サウナには入りたいけど入れないという人もいます。
今回の記事では、サウナに向いていない人、入らないほうがいい人の特徴や原因について紹介していきます。
サウナに向いてない人の特徴
心と体を休め、リラックスを求めに多くの人が集まるサウナ。そんなサウナに向いていない人とはどのような人でしょう。
まずは、サウナに向いていない人の特徴を大まかにまとめました。
- サウナが嫌い
- サウナ好きやサウナブームがうざい
- 潔癖症である
1つずつ、解説していきますね。
サウナが嫌い
そもそもサウナが好きではない人に、サウナには向いていません。
これはかなり根本的な話になってきますが、「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、何事も好きなことに対しては熱中したり、追及していくことが多いですよね。
昨今ではサウナブームの影響もあり、「友達から勧められてサウナに行ってみた」という人も多いでしょう。
しかし、「いざ入ってみたら、そこまでサウナの良さが分からなかった」という人の話を聞くことは割とあります。
「サウナが熱すぎてしんどい」「水風呂が冷たすぎてしんどい」など、理由はさまざまですが、サウナに魅力を感じない人は一定数いるようです。
サウナ好きやブームがうざい
昨今のサウナブームにより、新規サウナーが一気に増えましたよね。。特に都内の20代ライトサウナーの参入はブームを支える貴重な世代とされています。
一方で、サウナブームの影響でホームサウナが混雑し、気持ちよくサウナに入れなくなってしまったり、サウナ好きをアピールする芸能人やYouTuberがなんだかうざく感じたりという人がいるのも事実。
癒される目的で足を運んでいるのに、サウナに入るために並んだりするのってバカバカしいと感じる方も多いのではないでしょうか。
サウナに入ってイライラしてしまうようなら本末転倒。サウナは好きだけど、ブームや俗にいう“サウナー”が嫌いな層も一定数います。
昨今、空前のサウナブームにより、サウナを利用する人が増えましたよね。 また、サウナブームに乗じてサウナアイテムも続々と誕生しています。その代表格ともいえるのがサウナハット。 実はこのサウナハット、サウナ愛好家たちの中で物議を呼ん[…]
潔癖性である
潔癖症の方はサウナには向いていないです。
サウナでは大量に汗をかきます。サウナを利用するなら、他人の汗が染みた椅子に座ったり、汗が蒸発した空間にいたりしなければなりません。
もちろん施設のスタッフが清掃してくれますが、常に清潔な状態を保っているわけではなく、ほとんどの時間を汗が落ちた状態の密室で過ごすことになります。
そんな状況を想像して、鳥肌が立ってしまう人はサウナには不向きでしょう。
サウナに入らないほうがいい人とは?
サウナ室は非常に高温の空間であるため、利用することが健康に良いとされている反面、体に与えるリスクもはらんでいます。
この章では、サウナに入るべきではない人の特徴を医学的な側面から解説していきます。
- 高血圧気味の人
- 呼吸器が弱い人
- 心臓疾患を患っている人
- 腎臓が弱い人
1つずつ解説していきます。
高血圧気味の人
サウナに入ることで、体は汗を出そうと血流量を大幅に増やします。その結果、血圧が急上昇すると言われています。
そのため、もともと血圧が高い人がサウナに入ると、さらに血圧が上がってしまうのです。
また、サウナから出て水風呂に入るという行為も、熱→冷といったように温度差が大きく変化することで、血圧を上げます。
心肺機能に大きな負荷がかかるため、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす恐れもあります。
しかし、一方で、「サウナは高血圧のリスクを軽減する」という研究が進んでいることも事実です。あくまでも、個人の裁量で、無理をせずにサウナを利用するのがよいでしょう。
(出典:「サウナで体調がととのう」はウソである…心臓血管外科医が心配するサウナに潜む4大リスク|PRESIDENT Online)
呼吸器が弱い人
サウナ室は高温であり、鼻や口がじりじりと焼けるような感覚があるので、鼻呼吸が難しいと感じる人も多いでしょう。
口呼吸で乾燥した空気を吸ったり、暑い空間に長時間居たりすると、喉の粘膜がやけどをしてしまい、喉を痛める原因になったり、翌日になって風邪のような症状を引き起こしたりする危険性があります。
もともと呼吸器系に疾患がある人は、呼吸のしづらさが原因で、喘息やサウナ室に潜む病原菌の影響で肺炎を患うこともあるとされています。
心臓疾患を患っている人
心臓と血液の関係はとても密接です。
サウナは温泉とは違い、きつくても高温の中で数分の間耐える必要があります。精神的には耐えられても、血圧は急上昇しているため、心臓にはかなりの負荷がかかっているんです。
そのため、心臓が弱い方や何かしらの持病を持っている方は、サウナの利用を控えたほうがよいでしょう。
(出典元:心臓にトラブルを抱えている人にサウナはおすすめできない|日刊ゲンダイヘルスケア)
腎臓が弱い人
サウナでは大量に汗をかきます。その際に注意しなければいけないのが、脱水です。
水分が足りていない状態が続くと、腎機能が著しく低下すると言われています。
腎機能が低下すると、高血圧や糖尿病、最悪のケースだと腎不全になり、死に至るケースも……。
こまめな水分補給をするのはもちろんですが、もともと腎臓に疾患がある方や、糖尿病などの腎臓に起因する病気がある人は悪化させる原因になるため、利用を控えたほうがよいでしょう。
(出典元:腎臓が大ダメージを受ける「サウナの絶対NG行動」|DIAMOND online)
サウナをやめた人に多い理由とは?
サウナを始める人もいれば、サウナをやめる人もいます。
ここでは、サウナをやめた、その理由について見ていきます。
- ととのわなくなった
- 体に異常をきたした
- つまらなくなった
1つずつ解説します。
ととのわなくなった
ドラマ「サ道」でも取り上げられていた、突然ととのわなくなる現象、通称“ととのイップス”。
なぜ起こるのかその理由は不明ですが、“ととのわなくなった”という経験をしたことがあるサウナーは割と多いはずです。
おそらくサウナの行き過ぎによる現象ですが、ととのイップスを克服できずにサウナをやめた人もいるようです。
ここで、ととのイップスに関する世間の声を紹介します。
最近サウナでととのわない。。
サ道の泰造さんに呼応するように、もう3回連続でサウナトランスが来てない…!
どうしちまったんだ俺の身体…!?— kosuke🧖 (@K_K0SUKE) September 30, 2019
最近サウナに行きすぎて、あまりととのわない「ととのイップス」状態になったので、間隔1週間空けてみたら、バチバチにととのったのでオススメです。
— サ脳🤤 (@sauna_brain) May 11, 2022
やはり、通いすぎでイップスになってしまう人がいるようです。
昨今のサウナブームにはものすごい勢いを感じますよね。若い方から年配の方まで、多くの人がサウナを利用しています。私もそのうちの一人です。 サウナには健康効果や美容効果を期待できますが、使用回数や頻度を守らないとかえってデメリットになった[…]
体に異常をきたした
サウナに入ることで体調を崩してしまう人も少なくありません。
特に肌が弱い人などは、高温の熱により炎症やアトピーを引き起こすことがあります。皮膚以外にも、やけどや喉を痛めたという人もいます。
サウナに入って、ダメージを受けてしまったという声を紹介します。
今月ずっと休みだったので、過去最高ペースでサウナに通ってたら顔が炎症でかぶれて痒いを通り越して痛い。。。
さきほど皮膚科に行って薬をもらってきました。
しばらくサウナは控えよう。。。(日曜AKCは除く)— ホンタク@厚木熱すぎまた来たすぎ🔥 (@HontakuS) January 25, 2023
個人差はありますが、何事もやりすぎは体によくないということですね。
つまらなくなった
サウナブームによる混雑、マナーの悪い利用者へのイライラ、世間のサウナブームの押し付けなどなど、サウナを好きだからこそ、気になってしまうことが増えてしまったという人も多いようです。
有名YouTuberのはじめしゃちょーも、他の客のマナーの悪さに愛想をつかし、サウナをやめたようです。
はじめしゃちょー「もう無理。アホらしい」 マナー違反客にブチギレ…諦めの「サウナやめる」宣言#はじめしゃちょー #サウナ https://t.co/Hh3aEJYDMu
— J-CASTニュース (@jcast_news) February 9, 2022
昨今のサウナブームにより、私の周りにもずいぶんとサウナが好きな人が増えました。 かつては、「おじさんの場所」というイメージが強かったサウナですが、最近ではドラマ「サ道」や有名人の影響で10代、20代の利用者も増えてきています。 […]
「向いてなくてもサウナが好き」なら、施設選びや入り方を工夫しよう
ここまで、サウナに向いていない人について解説しました。
サウナを好きになれなかったり、健康的な理由でサウナに入れなかったりする人もいますが、工夫次第では快適にサウナを楽しむ方法もあります。
最後に、「無理して入りたくないけどサウナは好き」という方に向けて、おすすめの施設や入り方を解説しますすね。
ポイントは以下の2つ。
- 温度を上げない
- 混んでいない施設や時間を狙う
それぞれ解説します。
温度を上げない
先述した通り、サウナ室の温度が高すぎることが、健康被害や体への負荷を与えることがあります。
つまり裏を返せば、温度が高くないサウナを利用すれば問題ないのです。
このように感じるのは当然です。ここでいう「温度が高くない」は、「熱くない」ということではありません。最近は、ミストサウナなど低温でじっくり発汗できるサウナが増えています。
体温をゆっくりと上げていき、通常のサウナよりも長く入ることができるので、刺激が少ないかつ十分なリラックス効果を得られるでしょう。
低温でじっくり楽しめるおすすめサウナを1つ紹介しますね。
東京ドーム天然温泉 Spa LaQua
Spa LaQuaにはサウナ室が複数あり、その中の1つがミストサウナ「テルマーレ」です。室温が45度に設定されており、部屋の中央に置かれたアメジストが発する振動が、心身のリズムを整え、最高の安らぎをもたらしてくれますよ。
混んでいない施設や時間を狙う
サウナブームが嫌いな人のほとんどが、サウナの混雑でしょう。
この問題は、あまり人のいない街サウナや空いてる時間に利用することで解消できます。
また、最近ではプライベートサウナも人気です。時間で貸切ることができるので誰にも会うことなく、サウナを楽しむことができます。
関東のおすすめプライベートサウナを紹介します。
ROKU SAUNA
サウナ室はヒノキを使用しており、本場のロウリュを楽しめます。
また、音楽や証明、サウナの温度も自由に調整できるので、特別なサウナ体験ができます。さらに、施設の予約から当日の利用まですべてオンラインで行うので、ほかの客どころかスタッフにも一度も会うことなくサウナを利用できます。
1室3名まで利用可能なので、1人でも利用できますし、友人やパートナーと利用するのもよいでしょう。
サウナが好きでハマっている人も、サウナから少し距離をおいている人も、自分のペースで体調と相談しながら利用することが望ましいといえます。
今や、サウナは多様化が進んできます。「自分はサウナに向いてない!」と思っている人でもお気に入りのサウナが見つかるかもしれません。
ぜひ、前向きに自分だけのサウナの楽しみ方を見つけてくださいね。