サウナを仕事にするのはアリ?仕事内容やバイトの評判を紹介

サウナーの中には、

ハテナな男性
サウナが好きすぎるから、サウナで働けないかな?

と考えたことのある方も多いはず。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、大好きなサウナの仕事であれば、より一層精が出そうですよね。

この記事では、サウナを仕事にするメリットやデメリットや評判について、実際に働いている人の声を紹介しながら解説していきます。

サウナを仕事にするメリット

サウナを仕事にするメリットはいくつかあります。

  • 仕事終わりに無料でサウナに入れる
  • 未経験でも挑戦できる
  • 健康状態を維持できる

それぞれ紹介しますね。

仕事終わりに無料でサウナに入れる

なんといっても、サウナで働くメリットはこれですよね。

普段はお金を払って利用しているサウナですが、サウナ施設で働くことで無料でサウナを利用できることがあります。もちろん、すべての施設で仕事終わりや営業時間外にサウナに入れるわけではないですが、実際に福利厚生の一環として導入している施設も少なくないでしょう。

実際に池袋のかるまるや、株式会社イオンファンタジーが経営しているOYUGIWA(おゆぎわ)というサウナ施設では、「従業員は入浴無料」という特典付きで従業員を募集しています。

サウナハットをかぶった男性
サウナで働いたあとに、無料でサウナに入れるなんて、サウナーの夢ですよね。

未経験でも挑戦できる

サウナ業界では「経験不問」「学歴不問」といった条件の求人が多く、接客業未経験であっても挑戦しやすい仕事です。

またサウナ施設での仕事は種類が多く、受付や清掃、ロウリュや点検など、飽きずに続けられるといえるでしょう。

健康状態を維持できる

サウナは心臓血管系の健康に良い影響を与え、血流を改善します。また、筋肉のリラクゼーション、関節痛の緩和、ストレスの軽減などの効果もあります。さらに、高温環境は汗をかくことでデトックスを促し、肌を清潔に保ちます。

加えて、サウナは週に2~3回のペースで利用するのが理想とされています。体への不可がかかるので毎日は行き過ぎですが、週2~3回程度利用すれば、ちょうど良い塩梅で疲労回復リラクゼーション効果を期待できるでしょう。

しかし、実費で週に2~3のサウナ利用はお財布が痛い……という人も多いでしょう。

サウナを仕事にすることで、勤務後もしくは営業時間外にサウナを利用することができます。しかも無料です。

このようにサウナを仕事にすれば、わざわざお金を払うことなく、健康に良い”サウナ”を利用することができるのです。

サウナを仕事にするデメリット

サウナで働くことは良いことづくしな気がしますよね。

しかし、何事もメリットにはデメリットがつきものです。ここでは、サウナを仕事にするデメリットについて紹介します。

夜勤がきつい

これは全てのサウナ施設に当てはまるわけではないですが、朝までやっている温浴施設やカプセルホテル、24時間営業の健康ランドなどは、交代制で夜勤がある場合があります。

また、混雑しやすい週末や土日祝日の勤務なども多く、不規則なシフトや長時間の勤務がきつい、という方も多いようです。

賃金が低い場合がある

地域差や施設、仕事内容によって異なるものの、サウナバイトの時給相場は850円~1,200円程度です。

長時間の立ち仕事に加え、お客さんのクレーム対応やサウナ室のマット交換などは精神的にも体力的にも疲れるでしょう。

そのため、仕事量に対して給料が安いと感じる人はいるかもしれません。

衛生面で耐えられない

サウナ施設での仕事は、浴場やサウナ室などの清掃がメインと言っても過言ではありません。

床には髪の毛が多く落ちていたり、サウナ室やサウナマットには利用者の汗が染み付いたりしています。

当たり前のように、できれば触りたくないような場所や、汚れが溜まった場所を清掃する必要があるので、神経質な人や潔癖症の人には耐えられないかもしれません。

サウナバイトの評判は?

ここでは、実際にサウナで働いている人の声をもとに、サウナバイトの評判を紹介していきます。

サウナを仕事にするうえで利用者の快適さを意識することは大切ですね。基本的に自分が客として利用する場合は、従業員の苦労には気づきにくいものです。

サウナを仕事にすると、サウナに無料で入れる施設は多いみたいですね。しかも入り放題……。

サウナハットをかぶった男性
どこの施設か教えてほしいくらいです。笑

サウナバイトの夜勤は、人によって良い悪いの意見が分かれそうですね。この方は夜勤のおかげで、最高のととのいを体験しているようで羨ましいです。

やはりサウナでの仕事は給料の問題がありそうですね……。

サウナで働くことについての意見は人それぞれです。メリットやデメリットもそれぞれの考え方がありますね。

サウナに関わる仕事にはどんなものがある?

サウナで桶を持つ女性

この章では、サウナに関わる仕事について各項目ごとに紹介します。

主な仕事は以下6つです。

仕事の種類 月収相場 参入ハードル 仕事のきつさ
サウナ施設のスタッフ 15万~18万 低い 施設による
熱波師 20万~30万 低い きつい
企業のサウナ事業担当 22万~35万 高い 場合による
サウナのブログの運営・ライター 5千~10万 普通 目標によってはきつい
サウナのインフルエンサ― 10万~100万 高い きつくない

詳しく見ていきましょう。

サウナ施設のスタッフ

正接のスタッフはサウナに関わる仕事の中でも一番身近なものと言えるでしょう。

月収の相場は時給で勤務することが多いので、15万~18万円程度が平均です。

資格などは必要なく、自分の働きやすい時間で働くことができるので、比較的ほかの仕事と比べてハードルは低いと言えるでしょう。

しかし、サウナ施設のスタッフがやらなくてはいけない仕事は多く、比較的忙しいとも言えます。

サウナ施設の仕事内容は?

施設スタッフの仕事の種類と仕事内容について表にまとめました。

種類 主な仕事内容
受付・フロント ・施設の案内
・タオルなどの受け渡し
・レジ、お客様対応
清掃 ・サウナや浴場の清掃
・館内の清掃
・トイレの清掃
レストラン ・ホール
・キッチン
巡回 ・施設の巡回
・アメニティの補充

1つずつ解説します。

受付・フロント

受付はどの施設にもあります。料金の説明や、施設の案内、タオルなどの受け渡しなどをはじめとしたお客様の対応全般を担うので、フロントが担当する仕事は多岐にわたります。

昨今では、券売機でチケットを購入する施設が多いですが、受付に人が立っていないという施設はあまり見かけないですよね。

清掃

施設内の清掃やゴミ回収、タオルやマット類の洗濯や回収、交換が主な仕事内容です。

浴槽やサウナのほかにも、脱衣所は水濡れやゴミ、髪の毛が目立つため、こまめに清掃をしている施設は多いでしょう。

特にサ室をはじめとした浴室内の清掃は、営業終了後などに行うことが多く、遅くまで働く場合もあるでしょう。

レストラン

館内のレストランは一般的な飲食店と仕事内容は変わりません。ホールスタッフがオーダーをキッチンへ飛ばし、キッチンで料理を作り、お客さんの元へ料理を提供します。

1つ大きく異なる点は、レジが無く決済は一括して、退館する際にフロントで支払うため、レジスタッフは必要ありません。(※お食事処で決済する施設もあります)

巡回

浴室や脱衣所において、お客さんや施設に異変がないか定期的に巡回し、見回りを行います。体調を崩しているお客さんがいれば、救助の対応を行う必要があります。

また、巡回をしながらアメニティの補充も済ませます。

熱波師

続いて熱波師です。熱波師とは、サ室内のサウナストーンにアロマ水をかけ、蒸発した蒸気をバスタオルなどを使ってお客さんに送風するサービスを行う人のこと。

一般的な熱波師はサウナ施設に所属しており、熱波師の仕事だけではなく、施設スタッフと同じように働きます。そのため、浴槽やサウナ室の清掃、タオルのセットなども行います。

また、全国の施設から呼ばれ、熱波を送るフリーの熱波師も一部ですが存在します。

熱波師には熱波師検定という検定があり、この検定を持っていると目に見える形で熱波師であることをアピールできるのです。(※熱波師検定が無いからと言って熱波師になれないことはありません。)

また、 日本サウナ熱波アウフグース協会が主催する熱波甲子園では、全国のロウリュを開催している温浴店舗に所属する熱波師が、アウフグースの技とパフォーマンスを披露しあい、チャンピオンを目指します。このようなイベントやSNSを通して、個人として知名度が上がれば、全国各地の施設から声がかかり、熱波師の仕事だけで、食っていくこともできるでしょう。

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サウナストーンにアロマ水をかけようとする男性

企業のサウナ事業担当

昨今ではサウナ事業に注目している企業も多く、サウナグッズの販売や、サウナ施設の運営、サウナイベントの開催などが盛んです。

企業の社員としてサウナ事業の上流から関わることができるので、自分の実現したいサウナイベントや、施設の開業など、サウナ熱をより形にしやすい仕事だともいえます。

インターネットで「サウナ 事業 求人」と検索すれば、たくさんの募集があります。安定した給料でサウナに関わる仕事がしたい方におすすめですよ。

サウナのブログの運営・ライター

副業感覚でサウナのブログやライターを仕事にする人も増えています。ブログ運営やライターは資格を必要とせず、働き方もさまざまで私生活のすきま時間に稼げます。

しかし、サウナのブログ運営であれば、ある程度多くの人に見てもらえるレベルにするまで、ある程度の労力と時間を要します。また、サイトを見てもらえるようになっても、利益を得るのは至難の業です。

ライターの仕事もやった分だけお金になりますが、逆をいえばやらなければ収入ゼロです。

まずは、お小遣い稼ぎや趣味程度で始めて、慣れてきたり、楽しかったりしたら本腰を入れて取り組むのがおすすめですよ。

サウナハットをかぶった男性
サウナ小僧も、趣味の延長みたいなところがあります。笑

サウナのインフルエンサー

サウナ施設をSNSで発信する広告塔的な仕事です。

基本的に報酬は施設から支払われますが、その額はインフルエンサーの知名度・影響力により変動します。最近では芸能人やタレント、熱波師として活動している人が、インフルエンサーとして活動していることもありますね。

芸能人でなくとも、コツコツ投稿を続けていきフォロワーが増えれば、インフルエンサーの活動でマネタイズすることも可能です。

しかし、サウナブームの昨今では、サウナ関連のインフルエンサーはありふれており、これから始めて報酬を得るというのはハードルが高いかもしれません。

本当にサウナが好きならサウナ業界への転職もあり◎

サウナに関わる仕事は数多くあります。

参入のハードルや収入の安定性など、仕事内容に差はありますが、以下のような人はサウナ業界への転職ウィを考える価値ありです。

  • サウナが大好きな方
  • 接客業が好きな方
  • こういうサウナが良いよね!など、サウナに理想を持っている方

「大変」「しんどい」と感じることもあるかもしれませんが、それ以上に好きを仕事にできることのやりがいを強く感じるのではないでしょうか。

今回の記事を読んで興味を持った方は、まずサウナ関連の求人を探してみてくださいね。